2023年紅葉の京都旅行

                     2023年11月20日(月)~22日(水) 


Day1

予定していたコース】「京都駅前バス総合案内所」➡金閣寺➡源光庵➡光悦寺➡「北大路バスターミナル」➡「地下鉄烏丸線」➡「国際会館」➡瑠璃光院➡
大原三千院➡「国際会館」➡「北大路バスターミナル」➡北野天満宮(ライトアップ)➡「京都駅」(ポルタで夕食)

 京都駅前のバス総合案内所ではまず3日分3枚の「地下鉄・バス1日券」を3,300円で購入しました。犬に描かれている絵は今年初旬まで使われていた
券の方が趣があって良かったかな。バスターミナルで金閣寺行きのバスに乗って金閣寺へ直行。イメージではもっと淡白な記憶がある金閣寺でしたが、そん
なことはありませんでした。ここで僕は大きな間違いを犯します。金閣寺を出た後は頭で描いていた地図に従って歩いて源光庵まで行けるつもりでいたので
すが、方向音痴もここまでくれば大したもので、いくら歩いても歩いても「源光庵」という標識が現れません、足がかなり疲れていたので、源光庵と光悦寺は諦
めて瑠璃光院・大原三千院方面に向かおうと思ったのですが、さすがに悔しさはぬぐい切れず、ちょうど通りかかった空車のタクシーを止めて源光庵に連れ
て行ってもらいました。タクシーの運転手さんには笑われてしまったのですが、歩いている方向が全くとんちんかんでした。

 源光庵は紅葉の見頃まではもう少しかかる感じでしたが、お寺の雰囲気は十分に味わうことができました。本当なら丸窓と角窓から紅葉した紅葉が見通せ
ると良かったのですが。地塗りの天井も有名なのですが、もちろん写真撮影は遠慮しました。源光庵では赤ちゃん連れのフランス人夫婦と出会いました。「イ
タリア人ですか」と聞いてしまいましたが、フランス語が返ってきました。僕もほんの片言のフランス語をしゃべったら、「フランス語が話せるの?」と言われてし
まいました。そんな威張れるレベルではありませんよね。するとベビーが満面の笑顔で僕に小石をくれようとしました。子供はやっぱり天使ですね。予定通り
源光庵から50メートルほど歩いて光悦寺まで。ここは思ったのとは全く違った美しい世界でした。旅行と言うのはこういう意外な発見があるから楽しいんです
よね。紅葉も見事でお庭もかなり広く、「来て良かった」と思わせてくれるお寺さんでした。あのタクシーと出会っていなければこんな意外な喜びは経験できな
かったわけで、僕はものすごく満足でした。でも時間は結構使ってしまったし、タクシーの運転手さんの情報で瑠璃光院は相当混むらしいので、予定のコース
から瑠璃光院だけははずすことに。今までずっと散歩をさぼっていたので、歩きすぎてもう足がガクガクだったこともあります。大原の坂道も結構あるので、
気合いを入れる必要もありました。でも、ちょっと空模様が妖しく、案の定大原の坂道を上る頃には小雨が降り始めていました。すぐ止みましたけどね。ここ
で紹介する終わりの方の数枚の写真は、もしかしたら大原三千院のものかも知れません。写真に撮影日時を入れていなかったのが失敗でした。








 もちろん大原三千院の門跡に着いた頃にはお腹がぺこぺこでした。そこでいつも大原に行くと寄っている「芹生茶屋」というところに寄って美味しいにしんそ
ばを食べました。確か茶そばだったと思います。値段は1,200円とちょっと高めでしたが、場所代込みということでよしとしましょう。最後の数枚の写真は大
原三千院まで上る坂道で撮ったものだと思います。天気があまり良くなかったので、大原三千院の周辺や境内ではあまり鮮やかな写真は撮れませんでした。
大原三千院は他の場所よりも寒い場所にあるので、どうやら紅葉の見ごろはとうに過ぎてしまったのかも知れません。それとも見頃に的中しなかったのか。
大原三千院の後には北野天満宮のライトアップを見に行ったのですが、初日は標準レンズを装着していたからか、あまりきれいな写真を残すことはできませ
んでした。もっと沢山撮影したつもりでいたのですが、どこに消えてしまったのか。ライトアップの夜景を撮影するなら、フラッシュを焚かないようにしてライトア
ップの光だけを頼りにした方が良さそうですね。2日目の永観堂の方がきれいな写真がたくさん撮れていると思います。







実は最後の2枚だけは2日目に行った永観堂のライトアップです。北野天満宮のきれいな写真がなかったので、賑わせに永観堂のきれいなライトアップの光
景を掲載しました。北野天満宮お土居もタイミングさえ間違わなければ幻想的な光景が撮影できるのでしょうね。ちなみに2日目は望遠レンズを使いライトア
ップの撮影にはフラッシュは焚かないモードを使いました。それでも多くの写真はピントボケもせずにきれいに撮れていました。大原三千院は秋の紅葉よりも
苔のモスグリーンがぴったりくる場所だと思いました。枝垂れ桜の4月下旬と、新緑の季節が良く似合うのではないでしょうか。大原三千院の境内では梅茶の
試飲をすることができます。昔はよくお土産に買って帰りましたが、今回はあったかい梅茶を味わうだけで我慢しました。



Day2

予定していたコース】「地下鉄東西線」&「嵐山電鉄」➡「嵐山」➡「トロッコ電車」➡「亀岡」➡「保津川下り」➡「渡月橋」➡「嵐山でランチ」➡天龍寺
➡常寂光寺(じょうじゃっこうじ)➡厭離庵(えんりあん)➡宝筐院(ほうきょういん)➡「嵐電嵐山駅」➡「嵐電」&「地下鉄東西線」➡「蹴上」
➡永観堂(ライトアップ)

 2日目もコース変更がありました。まずはトロッコ電車の駅へ切符を買いに行ったらすでにいい時間の電車は満席だったのです。そこでトロッコ電車に乗っ
て亀岡まで紅葉を楽しんで行き、帰りは保津川下りでやはり紅葉を楽しむという、今日のメイン企画は中止にしました。そこで、天龍寺で少しゆっくりした後は
そのまま嵯峨野を歩いで常寂光寺に行きました。ここでもう一ついいサプライズがあったのです。いつもは天龍寺の庭園の紅葉は大したことはなかったので
すが、この日は目が覚めるような美しさでした。ですからこんなに写真を撮りまくったことも今までありませんでした。常寂光寺は長い階段があるので、相当
足に疲れが来ていた僕はここもカットしようかと思ったのですが、できるだけコースに忠実に歩きたいと思い、拝観券を買って中に入ると、個々の紅葉もびっ
くりするほどの美しさ。昔銀塩フィルムを使っていた頃のカメラだったら、フィルムが何枚あっても足りない感じだったでしょう。でも今はデジタルカメラの時代
なので、好きなだけ写真に収めることができます。天龍寺も常寂光寺も本当に言葉では言い表すことができない美しさだったのです。階段は確かにしんどく
はありましたが、それも気持ちの問題だからと頑張って靴が滑らないように歩きました。3日間を通じて一度も階段に躓かなかったのは偉かった。

 ところがちょっと残念だったのは前妻との思い出の厭離庵がまだまだ紅葉の見ごろにはなっていなかったのです。最初に行ったのは妻が雑誌で調べてく
れて京都の地元の人にもなかなか知られていない穴場だということで足を運び、真っ赤な落ち葉がまるで絨毯のように敷き詰められてお庭に二人してため
息をついたのを今でも覚えています。でも、妻が探してくれた記念すべき穴場なので、紅葉が見頃だろうがどうだろうが、僕にとっては行かなければならない
「聖地」のようなものなのです。だから立ち寄ることができて本当に良かった。次は最近よく行くようになった宝筐院なのですが、ここでもハプニング発生。紅
葉の素晴らしさは文句なしだったのですが、調子に乗って写真を撮りまくっていたら「カードの保存容量が足りなくなりました」というメッセージが。前日の写
真はすでにホテルでパソコン本体に移してあったので、必要のない写真を数枚ずつ削除しながら、何とか新しい写真を撮影しました。僕の頭の中にはきっ
とどこかのコンビニに行けば、SDカードなら売っているのではないかという期待でしたが、嵐山近辺にはコンビニは一件もないのです。

 これだけ歩けばさすがにお腹が空きましたよね。そこで嵐電嵐山駅のちかくに見つけた「嵐山三芳亭」という和牛ステーキ屋さんで、珍しい「和牛ひつま膳」
を食べました。料金は2,900円でしたが、それだけ払う価値のある味でした。和牛に出汁をかけてしまうところが風変りですよね。お腹いっぱいになったとこ
ろで嵐電に乗って「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」経由で「嵐電天神川」へ。そこで地下鉄東西線に乗って「蹴上(けあげ)」ではなく「東山」で降りて、地上に出た
ところで永観堂行きのバスを見つけました。バスは1本見送り、近くにコンビニがないかどうか捜索活動を。するとあったのでファミリーマートが。128GBもの
大容量のSDカードが2,200円で手に入りました。これだけの容量ならライトアップを撮りまくっても大丈夫。僕は2枚のSDカードを持って行ったのですが、1
枚は32GBでホームページ用、もう1枚は4GBで写真を撮るには十分だと思い込んでいたのです。でもその2枚は数年前のもので、今のSDカードは64GB
とか128GBなんですよね。まあ、いい勉強にはなりましたけど。バスはすぐに永観堂に着きました。バス停からはちょっと歩いてすぐに永観堂に着いたので
すが、昼間の拝観はすでに終わっていて、夜間拝観の受け付けは17:30からでした。到着したのが16:30頃ですから、1時間列に並んで待つことに。足が
痛かったので歩くのもしんどかったけれど、動かずにじっと立っているのもまた別の意味で疲れますね。受付開始5分前には係員の方がファイナルカウントダ
ウンをしてくれて、時間ピッタリにライトが点灯しました。ちょっと感激でした。そしてお庭に入るとこれまた何とも幻想的な世界が広がっていました。前日の北
野天満宮のときとは違ってそのあまりの見事さに思わず嘆声が漏れそうになりました。「これがよくネットで見る噂の永観堂ライトアップか…」久しぶりでした
ねこんなに心を揺さぶられるのも。前妻も一緒に連れてきてあげたかったとつくづく思うのでありました。それでは写真を見ましょうか。














ここまでが永観堂のライトアップに行くまでの写真です。本当はもっともっとたくさんあるのですが、きりがないので少なめに押さえておきました。紅葉は真っ赤
なのも鮮やかでいいですが、緑が入っている方が絵としては美しいですね。いかがでしたか、写真が小さくて見にくかったでしょうか。どうぞ悪しからず。これか
らは永観堂の紅葉風景(夕方なのでちょっと暗い)とライトアップの光景です。全て少し大きな画像でお届けしたいと思います。















ライトアップの写真になるとどの画像も同じように見えてしまうので、似た写真も混じっているかも知れませんが、お許しください。今回は行きませんでしたが
円山公園の隣にある高台寺のライトアップとよく雰囲気が似ています。規模からすると永観堂の方が雄大かも知れませんが。今回の永観堂のライトアップ
を見て思ったのですが、必要とする電気代の額が半端ではないだろうと思いました。夜の電気は保存できないから使ったほうがいいのでしょうけどね。



Day3

予定していたコース】「(京都駅から阪急電車で)宇治駅」➡宇治平等院鳳凰堂➡「(宇治駅から阪急電車で)伏見稲荷駅」➡「(近鉄奈良線で)東福寺駅」
➡「(市バスで)東寺バス停」➡「(市バスで)京都駅」➡「京都タワー」

 さすがに3日間歩きまくったので足の疲労も半端ではなく、3日目の東寺はカットしました。昼食は宇治平等院の手前にあった「蓮華茶屋」で「天丼セット」を
食べました。小鉢の茶そばもついてきて1,628円。なかなか美味でした。ここでしっかりとエネルギーを蓄えて平等院に。平等院は面白い場所で、庭内の全
ての場所が鮮やかな紅葉に恵まれているわけではなく、部分的にものすごく色鮮やかに染まっている場所が2カ所くらいあるのです。この日も鳳凰堂前の池
の周辺にあるもみじはあまり鮮やかに紅葉していませんでしたが、順路を進むにつれて驚くような紅葉に出逢うことができました。本当に素晴らしかった。

 帰りの伏見稲荷はそれほど秀でた紅葉には恵まれていませんでしたが、久しぶりに行った東福寺はさすがに「紅葉の名所」だけあって素晴らしい光景で西
から差し込む光にきれいに輝く紅葉を上手に撮影できたのではないでしょうか。本当は東寺まで足を延ばしたかったのですが、内腿や股関節の辺りの痛み
が酷かったので、無理をせずにあきらめました。また別の機会に行きたいと思います。桜の季節でもいいですしね。京都駅に着いてから帰りの新幹線まで2
時間ほど余裕があったので、京都タワーの展望台に上りました。きれいな夜景でしたよ。高所恐怖症の僕も何度か上っているうちに慣れたようです。

 新幹線に乗る前の夕食は1日目と同じ「杵屋」という手打ちうどんのお店で贅沢に食べました。1日目は「うな重定食&ざるうどん」(2,330円)、そして3日
目が「かつ丼定食&温うどん」(1,260円)でした。ここでちゃんと夕食を食べたくせに帰りの新幹線の中で食べる駅弁まで買うなんて、ちょっと異常です。い
つもは1泊2日の旅なのでそれほど疲労はありませんでしたが、今回は2泊3日の修学旅行バージョンだったので、とにかく足の疲れが酷かったですね。また
思い出したことがあれば、写真を整理した後で書き留めたいと思います。今日はここまででパソコンに向かうのは止めましょう。








最後の数枚も宇治平等院のものだと思うのですが、何せ前述したように写真に日付をセットしていなかったので、どこまでが連続した画像なのか定かではな
いのです。ただ、記憶の中では鮮やかな赤の紅葉は平等院で、伏見稲荷にはなかったような気がするのですが、間違っていたらごめんなさい。一番最初の
写真は「鵜」ではないかと思います。みんなで仲良く水に潜っては小魚を食べていたようですから。向こう側の白い鳥は「鷺(さぎ)」でしょうか。














東福寺ではもっとたくさんの写真を撮ってきたような気がしましたが、紅葉の美しさに見とれてシャッターを押し損なっていたのかも知れません。でも、今まで
は紅葉と言えば東福寺という感じで猫も杓子もの感があったのであまりほとんど行かなくなっていたのですが、こうしてたまに足を向けるとその美しさはさす
がに名所と言われるだけのことはあるなという素晴らしさでした。最後はいつも通り京都タワーの展望台に上りました。高所恐怖症の僕だったので以前は絶
対に上まで行こうなどと考えたこともなかったのですが、あるときを境にして頻繁に上るようになりました。展望台からの景色は本当に素晴らしく、きっとこれ
からも地上100メートルまで上るのが癖になるでしょう。ただし、窓から真下の足元を覗くと太もものあたりがしびれたような感じになります。

 3日目は洛南と呼ばれる地域を中心に回ったのですが、宇治平等院のそばを流れる宇治川の流れは、京都市内をゆったりと流れる鴨川とは違って、少し
荒々しい感じがします。今回は水量もそれほど多くなかったので荒々しいという言葉には似つかわしくありませんでしたが、水量が多いときには恐怖さえ感じ
るほどの流れになります。宇治平等院鳳凰堂は真新しく金箔を貼り換えた金閣寺と同じで、修繕が施されて昔の面影はなくなってしまいました。ただ、平等
院にしても東福寺にしても、部分的に鮮やかな紅葉を見せてくれている場所があって、その素晴らしさはまた格別でした。今回は足の疲労が酷くて、東寺に
まで足を延ばすことができませんでしたが、いつかは東寺の紅葉も見てみたいと思います。さぞかし美しいのでしょうね。

 さて、3日間の京都旅行の記録もそろそろ幕を閉じなければならなくなりました。全体的には随分豪華な食事を楽しめたなと言う感じです。また拝観料も馬
鹿にはなりませんでしたが、それは仕方のないことです。施設の維持管理には莫大なお金がかかりますからね。また、今回は行きも帰りも新幹線はひかり
を使いました。こだまを使うのとは違って電車に乗っている時間が短縮できるのでとても快適な旅行になりました。さて、次に旅行記を書くのは来年ね3月か
ら4月にかけての梅と桜の時季でしょうか。城南宮の枝垂れ梅や御室仁和寺の御室桜と再会できるのも楽しみです。(完)


【旅行で使用した乗車券類】




バスと地下鉄の乗車券システムは今年の4月以降新しいものに更新されました。以前だと2日観光乗車券などもあったのですが、1日ごとの販売になって観
光客数の多い京都ですから、少しは売り上げに貢献したのでしょうか。ただ残念なのは乗車券の図柄がつまらなくなったことです。値段的にはそんな大幅に
値上げされたわけではないので、何回か乗り降りすればすぐに元が取れてしまいます。地下鉄烏丸線も東西線も共通して使えるし、大原三千院までの長旅
にも余計なお金を支払う必要はありません。1日券を最初に使ったバスや地下鉄の券挿入口にカードを入れると、自動的に裏面に日付が刻印されることに
なっています。バスの場合には次の乗り降りからは運転手さんにカードの日付をちらっと見せるだけで大丈夫なんです。便利なシステムですよね。

 嵐山電鉄(嵐電:らんでん)の運賃は220円から250円に上がりました。確かついこの間までは1日乗車券を買っても500円で済んでいたと思いますから、
京都の場合は公共交通機関の料金がものすごく安いですね。それもこれだけ多くの観光客に恵まれているからできることなのだとは思いますが。新幹線の
切符はとてもきれいなので、いつも必ず改札口で記念にもらってきます。薄いスカイブルーの乗車券はなかなか洒落ているとは思いませんか。